リノベーション詳細
- エリア
- 東京都
- タイプ
- マンションリノベーション
- 延床面積
- 55.10m²(施工面積:55.10m²)
- リノベ費用
- 810万円
- 間取り
- 施工前:2LDK → リノベ後:2LDK
- 築年数
- 39年
- 改修範囲
- フルリノベーション
- 完工日
- 2020年7月
間取り図ビフォーアフター
BEFOREリノベーション前
AFTERリノベーション後
シンプルな中にある、こだわりリノベーション
シンプルに見える設計の中に、細かいこだわりを散りばめ、安心の暮らしを手に入れました。ここでの生活を具体的に想定し、緻密に計算された一つ一つのこだわりをご紹介します。
こちらは12畳以上ある広々としたLDKです。
フローリングには無垢材のオークを使用しています。クリアオイル仕上げを採用し、自然な色むらと木目が美しいです。
オークはキズが付きにくく耐久性が高いのでフローリングに適している人気の木材です。耐水性もあるので飲み物や水をこぼしてもシミになりにくく変質しにくいという特徴もあります。日々の暮らしの中で、安心して生活できる無垢材と言えるでしょう。
キッチン側壁面には柔らかな色味のアクセントクロスを採用しました。温かみのあるイエローを使い、ホッと安らぐ空間となっています。
このシンプルな壁面にも細かいこだわりが込められています。壁面下部のみ、若干横幅が長く設計され、上部との段差を作っています。
キッチン側からは、生活を考えて食器や小物をを安定的に置くことのできる幅を確保しています。リビング側では、キッチンと垂直になる方向で、同じ程度の高さのカップボードを置く想定になっています。カップボードと、この小さな段差を利用して、アート作品やインテリア雑貨を飾ることのできる絶妙な段差となっています。小さなところに細かいアイディアを入れることで、理想的な生活に近づく工夫となっています。
キッチンは壁側から対面へ変更しました。
食洗器がビルトインされていて実用的です。吊戸棚もあり、大容量の収納となっています。生活感を出さず清潔感を保つため、隠せる収納が沢山あるのは安心です。
キッチン壁面には白のスクエアタイルを採用しています。目地も白にすることでタイルが主張することなくキッチン全体が白で統一され、無駄のない清潔感があります。
リビングに隣接してメインベッドルームがあります。
間仕切りが3枚の引き戸となっているため、全て解放するとリビングと合体し大きな1つの空間となります。窓から差し込む自然光が明るく部屋を照らし、風通しも良く、健康的な生活ができそうです
右にある引き戸からはクローゼット部屋へとアクセスできます。
大容量のクローゼットは棚の位置を自由に設定できる可動棚が用途に分けて設計されています。持ち込む予定の収納家具や家電など、予めサイズの分かっているものを、確実に整頓して収納できるように計算された設計です。
ちょっとしたスペースも無駄にはしません。ベッドルーム側にある広くなった場所には、デスクを設置しワークスペースとなる想定です。そのための電気コンセントもちょうど良い高さに設計しています。
お手洗い上部には吊戸棚を設けて隠せる収納を確保しています。タンクレストイレを採用し、吊戸棚があってもスッキリとしています。トイレットペーパーホルダー上部から延びるように設置されたカウンターには、様々な小物を置くことができ、さりげなく、大きな役割を果たす便利カウンターです。
カウンター上部にはモザイクタイルを貼っています。
天然石とガラスを組み合わせたモザイクタイルは立体感があり、美しい色味がランダムに配置されています。全体的に白で統一された空間の中で、壁面の一部にモザイクタイルを施すことにより、清潔感とおしゃれ感がグッと増します。
シルバーのタオルハンガーもタイルの色味とマッチし、上品な空間となりました。
玄関からリビングと反対側にある洋室にはアクセントクロスで淡いピンクを採用しました。フローリングのオークと融合し、ポップでありながら上質で、自然な優しさを感じる部屋となっています。
こちらでの生活を設計段階から具体的に想定し、シンプルでありながら緻密に計算されたリノベーションです。生活感を隠すための収納を多く確保し、安心して気兼ねなく、スッキリと生活できるように考えられています。
見せる収納、インテリアの一部として飾る収納、隠す収納…収納一つとっても様々なスタイルがあります。細部にまでこだわり、一番心地よく感じる形を設計し、理想の暮らしを実現しました。