光・風・音

五感が冴えわたるリノベーション

もともと1LDKだったお部屋を、ライフスタイルに合わせて2LDKへ変更しました。外から入る光、照明機器で作り出す光、外から入る自然の風、音。環境を生かし、心地よく自然体でいられる空間造りになっています。

こちらはLDKです。壁、天井、キッチンは全て白でまとめて、広くスッキリした印象となっています。フローリングにはブラックウォールナットの濃い色を採用し、白との対比により空間をぼんやりとさせず引き締めています。窓から見える自然の景色が美しく映えます。

照明は等間隔にダウンライトを採用しました。広範囲に光を届け、陰になりにくく目に優しい照明です。

LDK中央部分にはシーリングファンを設置しています。部屋全体の空気を循環させ、優しい風を吹かせます。外から入る自然の風を家の中でも心地よく感じることができます。木目のシーリングファンは見た目にも存在感があり、アメリカンカフェの様な雰囲気を演出するインテリアとしても大きく機能しています。

小窓の前に白のライティングレールを敷き、小さなガラスブロックのペンダントライトを3つ設置しました。柔らかい光が小窓を引き立たせ、空間全体に暖かい印象を与えます。

LDKの壁一面には大きな壁面収納棚を造作で設置しました。大量の本や雑貨などを収納でき、下部には扉を設けているので隠したいものと分けて収納可能です。真っ白の収納棚に小さな黒の取っ手が愛らしく、棚上部に設置している間接照明がホテルの様な高級感を演出します。

リビングに隣接して洋室を作りました。こちらは防音室です。近隣への音漏れを気にせず、心置きなくピアノを弾くことができるように、壁を防音仕様にしてあります。リビング側の扉は全面ガラスの扉を使用し、圧迫感なく外の光と風を取り入れることも可能です。

白のライティングレールに白のスポットライトという間接照明が、集中して音楽を奏でる部屋の演出に一役買っています。

お手洗いの1面にはセラミックタイルを採用しました。数種類の柄のタイルをランダムに配置しています。深い緑の金属の風合いに、さび加工が施されており、アンティーク感が素敵です。ヨーロッパのリゾートホテルの様な高級感のある空間となりました。

タオルハンガーやペーパーホルダーもアンティーク感のあるものを採用し、壁面とマッチしています。

照明はグリーンの丸いペンダントライトを設置しました。壁に美しい光の模様を描き出し、壁面のタイルと相まって、優しく癒される空間になっています。

玄関ホールには土の風合いのあるテラコッタタイルを採用しました。ブラウンの落ち着きと、土の風合いが温かみを感じます。

靴収納や各部屋の扉に採用している白の木目との相性も良く、玄関からの眺めも重厚感のある爽やかな印象となりました。

玄関ホール、そして玄関から延びる廊下にはそれぞれ模様の入ったガラスのブラケットライトを設置しました。玄関では丸いブラケットライトが帰宅を優しく迎えます。
廊下にあるブラケットライトがリビングへ続く廊下を優しく照らします。それぞれの光が映し出す模様が美しく、家全体の雰囲気が優しく癒しの空間であることを教えてくれているようです。

外から入る光を生かしながら、照明で作り出す光の演出。外から入る風を室内でも充分に感じることのできる設備。外にある自然の音と、家の中で奏でる音を調和させる設計。見た目にも美しく、五感で居心地の良さを感じる設計となっています。周辺の自然環境を生かし、自分らしく居られる空間を実現したリノベーションとなりました。

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